リンガル矯正

Lingual

リンガル矯正(裏側矯正・舌側矯正)とは

リンガル矯正(裏側矯正・舌側矯正)とは

通常の矯正装置と異なり、歯の裏側に装着します。表からは装置が見えにくいため、矯正していることを他人に知られたくないなど、接客業や人前に出ることの多いご職業の方に人気の装置です。
治療期間も表側矯正とほとんど変わらず、装置自体も小さくなったため、装着しているときの違和感や発音のしづらさが軽減されました。表側矯正をためらわれている方におすすめです。

リンガル矯正のメリット

  • 裏側に装置を付けるので、表から目立たなく治療ができる

  • 歯の裏側は、常に装置が唾液で洗浄されているため虫歯のリスクが少ない

  • 歯の裏側はエナメル質が表より厚いのでダメージが少ない

  • 歯が前に出ているケースでは、より前歯が後退しやすい

  • 職業柄、装置を付けづらい方でも矯正治療ができる

リンガル矯正の装置の種類

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正型装置(インコグニート、薬機法対象外)

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正型装置(インコグニート、薬機法対象外)は、ドイツの矯正専門医である、Dr. Wiechmann によって開発された裏側矯正装置です。お口の中の違和感を減少し、効率よく安定した治療結果が得られるように、患者さまごとに矯正装置をオーダーメイドする舌側矯正システムです。
現時点で存在する数多くの舌側矯正治療法の中で優れた方法の一つと認められてり、世界60カ国以上で採用されています。

リンガルブラケット矯正型装置(クリッピーL)

リンガルブラケット矯正型装置(クリッピーL)は、ブラケットとワイヤーの固定にスライド・クリップのシャッター構造を採用した、 セルフライゲーションタイプの装置です。
従来の装置と比べ摩擦抵抗の少ない装置なので、弱い持続的な力で歯の移動が可能となり、治療期間の短縮が期待できます。また、ワイヤーの交換が容易なので、ワイヤー交換時の診療時間も短縮され、患者さまにやさしい装置です。

●薬機法において承認されていない医療機器「インコグニート」について

当院でご提供しているカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置「インコグニート」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年6月14日最終確認)。
○入手経路等
3M unitek社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内において、薬事承認されている類似の矯正装置はありません。日本で医療機器としての 矯正装置と認められるものは、次の2点を満たしたものです。
・薬事承認されている材料を使用していること
・既製品の場合は、その装置が薬事承認されていること
※日本の国家試験に合格した歯科医師もしくは歯科技工士が製作した矯正装置の場合は、 医療機器ではなく「歯科技工物」に該当します。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
世界の 90 か国以上で採用され、ヨーロッパでのシェアは 60%以上です。(2019 年時点) これらの国において、重篤な副作用の報告はありません。日本においては、薬機法未承認の 矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

リンガル矯正の料金

初診・治療計画
相談料 初診相談・カウンセリング 0円
セカンドオピニオン 0円
精密検査料 レントゲン・咬合検査など 25,000円
診断料 診断・治療計画の立案 25,000円
治療
裏側の装置(リンガル) 上下顎の矯正 1,200,000~1,500,000円
ハーフリンガル(上顎は裏側、下顎は表側) 1,000,000~1,300,000円
部分矯正 200,000~400,000円

※相談料・セカンドオピニオンの料金はいただきません。
※価格はすべて税抜です。
※治療費には、通院ごとの調整料・保定装置の料金も含まれます。